高山病

北の魔女

2009年08月24日 08:05

久々にゆっくりとTVを見ているとイッテQでイモト、キリマンジャロ登頂成功。
凄い・・・
道中、自分と向き合い自分には何もないと落ち込んでいましたが、とんでもない。
あなたこそプロです。
感動しました。

見ていると、3年前チベットにあるカイラーサ(カイラス)巡礼を懐かしく思い出した。


聖山カイラス(6656m)の周囲50kmを最高地点ドゥルマ・ラ(峠)5668mを越えての巡礼。
とにかく空気が薄い。
一歩踏み出してはハ~っ
休んではまた一歩。
頭痛と吐き気。

これが高山病・・・
デモでも
こんなの普段の生活に比べたら。
そう思うと一歩が楽に。

しかしキリマンジャロはそれ以上。
見ているだけでも苦しさは伝わってくる。
しかもなれない食事でよくあれだけやりました。
イモト恐るべし。


そうそう
TVに出ていたN氏。
本当は魔女たちがガイドしていただく予定だった方でした。
N氏はその時体調を崩され、
急きょカナダに住む鉄人Tさん(日本人女性)に案内していただいたのでした。
彼女は、味噌、醤油、漬物から豆腐、うどんに、散らし寿司、はたまた赤飯まで
海外で日本人が欲しくなるであろうあらゆる物を日本から調達してきてくれたのです
しかもベジタリアン仕様で
ムカムカして食欲がなくても
「今日はゆどうふでーす」
「おうどんでーす」と
ころあいを見計らっては奥の手を出してくるのでした。

毎日体調を気遣い、血中酸素濃度を測っていただいたお陰で
富士山ですら登ったことが無い6人が無事に帰ってこれたのです。

帰るときに、TVと同じように担架で運ばれた人に遭遇、
高山病は命に関わる病気だと改めて思い知らされた瞬間でした。


巡礼の記事はいつかまた書きます。





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