何がいいのか悪いのか

北の魔女

2012年06月16日 08:29

千葉県に住んでいた知人のお姉さん夫婦
二人とも長野県出身ということで
身内から早く引き払って帰っておいでと何年も言われていたが

ご主人が頑張って建てた家なので
奥さんも踏ん切りがつかなかったそうだ

ある日
娘さんの嫁ぎ先が借金を払えず
保証人になっていた夫妻が肩代わりする羽目に

しかも娘さんは離婚している

もう一人の娘さん(妹)が借金してその家を購入しようか
親族に相談したら皆の反対にあったという

家は買い手がついて
ご夫妻は家を売って借金を返し故郷で家を借りて暮らし始めた

昨年11月頃のこと

ここまで聞くとひどい話しだ


ところが
昨年3月まさかの大震災

その家の周りはひどい液状化でとても住める状態ではないという

なんだか利用されたような結婚で
借金を肩代わりさせられ
大切な家まで手放す羽目になったけれど

そのことで故郷に帰ることができ
震災にも遭わずに済んだ
ひどいことがありがたくもある

そして妹さんもその家を買っていたら恐ろしいことになっていたはず

よくよく考えてみれば
その家を買って住んでいた人がいる
喜びもつかの間
購入して半年もたっていないうちの災害
怒りをどこにぶつけたらいいのだろう

でもその後の人生は好転する可能性だってある


運がいいとか悪いとか
人生終わってみないとわからない


いいとか
悪いという考えですべてを判断する癖から離れてみると
人生は冒険としてもっと面白くなるかも






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