神様からのサイン
中途半端なまま ヒンドゥーの師を失ってから
神様どうぞ導く人をお遣わしくださいと願っていた
十数年前にネパールに行ったときアロギャアシュラムと出会い
道場の奥さんでビューティシャンのスジャータに会い約束を交わしていた
いつか日本の魔女を家族で訪ねるという約束が実現した
彼女は魔女家にヒンドゥーの神々が祭ってあることに驚いていた
何度かネパールを訪れた際アシュラムにお世話になり
帰る時は宗教的儀式をして安全を祈り送り出してくれた
どうもそのときに魔女が神のことを知るように祈っていたらしい
今回ネパールのお香や聖水を作るパウダーなどを持ってきてくれて
21日間のプージャ(神々への祈りの儀式)のやり方を教えてくれた
目と鼻の先にある二店舗のプージャを一緒に行なうため
火をつけたお香をお皿に入れて外に出て交差点を曲がると
杖をついたおばあちゃんが歩いてきた
何年か前までは
大きなリヤカーに野菜とほうきを積んで隣村から売りにきていた
今はリュックサックで歩いている
Noが中々いえない魔女は
一度 ほうき買ってといわれて以来遠巻きに見ているおばあちゃん
今日はなぜかやさしい気持ちになり
お腹のあたりで香の入ったお皿を小さく回し
どうぞこの方の痛みがとれ
幸せな気持ちでいられますようにと心の中でつぶやいた
少し近づき会釈をすると
「きのこいるならやるよ~」といわれたので
「今お金もってないんだぁ」と言うと
「お金なんていらないよ」と言い
レジ袋から売り物であろうシメジを出して魔女にくれた
神のサイン?
そうか
神は聞き入れてくれたんだ
頼んでおいて
これを単なる偶然と決め付けてしまっては
神様に失礼というもの
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