ガネーシャと喧嘩する友 1
ネパールからスジャータファミリーがあそびにきていた
神の話しをしながらお茶している時
「ワタシ ガネーシャと ファイトシタヨ」
スジャータが突然力強く訴えた
それって「夢をかなえるゾウ」の話しと一緒じゃん
ちょうどその本は数日前に手元に戻ってきていた
若いサラリーマンが何かを変えたいと思い立ち
休暇を取りインドを旅してきた
帰国後何も変わっていないことで自己嫌悪
飲んで帰た時
インドで買ってきた象の顔をした神様の像(ガネーシャ)に八つ当たりをする
さんざん毒づいた後
最後は「何でもしますから」と泣いてガネーシャ像にすがってしまう
次の朝本当にガネーシャが目の前に現れ
自分の言うことを聞けば夢が叶うと
次々と課題を出し(トイレ掃除をしろなど)
サラリーマンが変わっていく姿を
面白おかしく書いている
この本を本屋で見かけたときは衝撃だった
装丁のふざけたような絵はまさしくガネーシャ
これでガネーシャも日本で有名になるはず・・・
何のためらいもなく即買い
そういえば魔女のヒンドゥーの師は
よくおっしゃっていた
「自分の人生に文句があるのならグチグチ言わず」神に言えと
神に文句を言うということは神がいるということが前提なのだ
スジャータの信心はすごい
神のためなら何でもしそうな勢い
当たり前にそこここに
心の中に神は住んでいるのだ
その祈る力は半端ではない
エピソードは数々あれど
今日の話は
スジャータがまだ東京に来はじめたころ
色々な相談を受ける彼女は
ビジネスの神ガネーシャに祈りなさいとアドバイスすると
「なにそれ?」とか
「フン!」的な反応しかなかったということで
とても苦しかったのです
そしてとうとうガネーシャに
「なぜニホンジン神さま知らない!」
「どうして日本人神様見ない!?」と散々文句をいった
(日本の神もネパールの神も一緒と彼女は言う)
その後しばらくすると
沢山の日本人から
「ガネーシャ知ってるよ」と声をかけられたという
夢をかなえるゾウがベストセラーとなり
その上
TV放映までされたのだ
神はいつでもどこにでもいる
時々分かりやすい形として現れるけど
人はそれを偶然だと片付けてしまう
今日のおまけ
ランタンリルンで食事中
ナンが出て来た時
スジャータの息子が
「象さんみたいだ」と言った
ほんとだガネーシャだ
と言ったらもう一枚運ばれてきたのがこちら
人はこれを偶然と呼ぶのでしょうね
関連記事