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体の傷、心の傷


たったひとつの体の傷が誰かを傷つけることもある。

Aさんの手の甲と腕にはいくつかの小さな火傷のあとがある。

根性焼き・・・
タバコの火を手に押し付けて
仲間意識を強めたいのか
理由はよくわからないけど傷つけあう。
やんちゃ時代の名残。

この傷消してみようか?
というと

お母さんはその傷を時々さすって涙するという。

魔女もうるうるicon11

母は子が傷つくことで自分も傷を受けるのだ。

キレイになった手
早くお母さんに見せてあげてねicon12



そういえば息子が二十歳前のころ
タトゥーを入れたいと大騒ぎしたことがあったface07

その場の単なる思い付きで
将来後悔することは目に見えている。

基本自分の人生
人に迷惑さえかけなければ何をしてもいいと思う。
息子の人生だから。

でもそのときそれだけは大反対した。

どうしても入れたいのなら
家を出て行けと言った。
その覚悟ができたら好きにしていいと。

母は子の後悔する姿を見たくはない。

そしていまだに家を出ていない。

お客様の中には
しっかりとした覚悟と理由で入れている方もある。

中には若気の至りと後悔されている方も。
わずか3センチほどの小さなもを消すのにも
お尻の皮膚を移植するのだそうだ。


最近あるお客様のタトゥーを消すことに挑戦してみた。
驚いたことに一回のトリートメント中に
白い肌が水玉模様のようにポツポツと現れてきたface08

この先どこまで薄くなるのか分からないけれど
彼女の傷が消えることで
彼女とお母さまの心の傷が癒えることを願ってやまない。
  


2010年04月19日 Posted by 北の魔女 at 08:05Comments(2)不思議